海を汚す

パソコンが壊れた。

本当は嘘で、ずっと使っていた、重くてゴツくて可愛くないけど、割となんでもできるノートPCのサポートが、結構前に終了していたというのが本当の話です。まだ彼は動くというのにかわいそう。使えなくなった私もかわいそう。今後はインターネットに繋いでも危険だとか何だとかで、動くのに何にもできない金属の塊が家の中にひとつ増えただけになってしまった。ちなみに他の塊は、壊れたけれど捨てられない昔使ってたガラケーとかです。捨てればいいのに。

これを人に言うのが面倒なので、パソコンの話になると「パソコン壊れてから買ってないんだよねえ。」と誰も得も損もしない嘘をついてやり過ごしています。


パソコンが使いものにならなくなっても、さして日常で困るということはなく2年以上が経過している。取り外しのできるキーボードが付いてるタブレットで、パソコンでやりたいはずの殆どのことが事足りてしまう(excelとかも使えてしまう)し、ていうか殆どのインターネットの用事をiPhoneで済ましているし、結局まだ新しいパソコンを買っていません。
多分私にとってパソコンとは仕事をするための道具であって、自分の心を吐露するためや娯楽のための金属じゃないんだろう。パカパカと開閉するケータイを使用していた昔から、ホームページの更新もブログの更新もmixiも、当たり前だけどTwitterも、趣味や生活に関する文章を書くのは片手に収まる携帯電話かスマートフォンで行なっているのだった。ベッドで横になりながらiPhone片手にしている時が、一番書き物が捗るのです。多分、こういう人は少なくないと思う。

 

こんな女子高生みたいなパソコンとの付き合い方をしている私だけれど、仕事はいわゆるウェブ系というやつをやっている。今は環境がどんどん進化していって、wifi飛んでてパソコンがあれば、どこでも仕事ができます。そんな仕事をしているのに、週5で会社に通って、8時間きっちり働いている。たまに残業とかもしちゃう。別に自宅でも仕事できるはずなんですけどね。実際、ゴールデンウイークは一応10連休ということになっているのだけど、毎日1〜2時間は会社から持ち帰っているパソコンと向き合っている。少しだけどんよりした気持ち。

 

また新しくブログでも始めようかなと思い至ったのは、結局私はワールドワイドウェブで自分の居心地のいい場所を作っておかないと、生きていかれないんだと悟ったからです。

日常を垂れ流すことはTwitterでもやっているけれど、やっぱり140字じゃ足らないよ。それに、Twitterミニブログということなので、好き勝手を垂れ流してていいはずなんだけど、あの人のタイムラインを占領するのは気が引けるなあとか、もし同僚に見られたら嫌だなあとか、エゴサされることへの配慮だとか、そういうことを考えてしまって、ツイート数は昔に比べてだいぶ減ってしまった。特定の人の名前とかをツイートする際は、エゴサ前提でしかやらなくなりました。エゴサされて御本人からイイネされるのは、それはそれで嬉しいんだけどさ。

今のTwitterは友人や好きな人の様子を見たり、コミュニケーションするツールとして使っていて、10年くらい前の「よく知らんけど面白いこと書く人だな、って思った人たちの呟きをお互い一方的に勝手に見てる」って感じの世界じゃなくなってしまった。今は今で楽しいんだけれど、私は顔も知らない人の日常を覗き見したりされたり、そういうのが好きだった。

で、そんな事を頭の中で巡らせていたら、だいーぶ前に友人宛に一記事だけ書いた後、ずっと放置してたここの存在を思い出した。せっかくなのでリサイクルして、またワールドワイドウェブに駄文をたれ流していくことにする。なにより、これは自分のためです。